債務整理の費用・相場はいくら?手続きごとの内訳と注意点をやさしく解説【2026年版】

お金の悩み相談

「債務整理をしたいけれど、費用がどれくらいかかるのか分からない」
「相談したら高額な請求をされるのでは…」
「お金がないから相談できない」

こうした不安を抱えている方はとても多いです。
この記事では、債務整理の費用相場を手続きごとにわかりやすくまとめ、
費用を抑える方法や相談前の注意点 まで丁寧に解説します。


債務整理の費用はどれくらい?【全体の目安】

債務整理の費用は、手続きの種類によって大きく異なります。
まずは全体の相場をざっくり把握しておきましょう。

  • 任意整理:20万〜50万円
  • 個人再生:40万〜80万円+裁判所費用
  • 自己破産:30万〜80万円(管財事件は+20万〜50万円)
  • 過払い金請求:成功報酬型(返還額の20〜25%)

多くの事務所では 分割払いに対応 しており、
「まとまったお金がないと相談できない」という心配は不要です。


債務整理の費用を比較する【一覧表】

まずは、主要な4つの債務整理手続きの費用や特徴を一覧で比較してみましょう。
「どの手続きが自分に合っているのか」を視覚的に把握できます。

手続き費用相場特徴裁判所費用分割払い
任意整理20万〜50万円将来利息カット/交渉型不要多くの事務所で対応
個人再生60万〜100万円借金大幅減額/家を守れる約2万〜3万円+再生委員費用多くの事務所で対応
自己破産70万〜120万円借金ゼロ/職業制限あり約1万〜2万円+管財人費用多くの事務所で対応
過払い金請求成功報酬20〜25%払いすぎた利息を取り戻す不要成功報酬から差引き

※ 詳細はこのあと手続きごとに丁寧に解説します。


任意整理の費用相場(内訳つき)

【おさらい】任意整理とは?

借入先(消費者金融・カード会社など)と直接交渉し、
将来利息をカットして、毎月の返済を軽くする手続きです。
裁判所を使わないため、費用が比較的おさえやすく、
「まず検討されることが多い」債務整理の方法です。

任意整理の費用内訳

  • 着手金:1社あたり2万〜5万円
  • 減額報酬:減額分の10%前後
  • 送金管理費:月1,000〜2,000円

総額のイメージ

例:3社を任意整理する場合
20万〜40万円程度

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個人再生の費用相場(裁判所費用も含む)

【おさらい】個人再生とは?

裁判所を通じて、借金を 最大1/5〜1/10に大幅減額できる手続きです。
住宅ローンを残したまま再生できる制度があり、
「家を手放したくない人」に選ばれやすい方法です。

個人再生の費用内訳

  • 弁護士費用:40万〜80万円
  • 裁判所費用:2万〜3万円
  • 再生委員がつく場合:15万〜25万円

総額のイメージ

60万〜100万円前後

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自己破産の費用相場(同時廃止・管財事件)

【おさらい】自己破産とは?

裁判所に申し立てて、借金を ゼロにできる手続きです。
生活に必要なもの(家電・家具・一定の現金など)は残せるため、
「生活が立て直せないほど苦しい人」が検討する方法です。

同時廃止の場合

  • 同時廃止は、自己破産の中でも最も費用が少なく、手続きが早く終わるタイプです。 財産がほとんどなく、調査が必要ないと判断された場合に選ばれます。 管財人がつかないため、費用も時間も最小限で済みます。
  • 弁護士費用:30万〜50万円
  • 裁判所費用:1万〜2万円

管財事件の場合

  • 管財事件は、一定の財産がある場合や、調査が必要と判断された場合に選ばれる手続きです。 裁判所が選任する「破産管財人」が財産の管理や調査を行うため、 同時廃止よりも費用が高く、手続きに時間がかかる傾向があります。
  • 弁護士費用:50万〜80万円
  • 管財人費用:20万〜50万円

総額のイメージ

70万〜120万円

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過払い金請求の費用相場(成功報酬型)

【おさらい】過払い金請求とは?

昔の高い利息で払いすぎたお金(過払い金)を、
取り戻すための手続きです。
借金が残っている場合でも、過払い金で減額できるケースがあります。

過払い金請求の費用内訳

  • 着手金:0円の事務所が多い
  • 成功報酬:返還額の20〜25%
  • 訴訟の場合:+5〜10%

実際の例

20万円戻った場合
報酬4〜5万円

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追加でかかる可能性のある費用

手続きによっては、次のような費用が発生することがあります。

  • 事務手数料
  • 郵送費
  • 送金管理費
  • 交通費
  • 裁判所への予納金(個人再生・破産)

事務所によって名称や金額が異なるため、
見積もりを事前に確認することが大切 です。


費用を安く抑える方法

債務整理の費用は、工夫次第で抑えることができます。

分割払いに対応している事務所を選ぶ

初期費用の負担が軽くなります。


【おさらい】法テラスとは?

法テラスは、国が設置している 法律トラブルの相談窓口 です。
収入や資産が一定以下の場合、弁護士費用を立て替えてもらえる制度(民事法律扶助) を利用できることがあります。
ただし、利用条件や取り扱いは地域によって異なるため、
詳しくはお住まいの自治体の法テラス窓口に確認するのが確実です。


相談前に借入状況を整理しておく

手続きがスムーズになり、追加費用を防げます。

事務所の費用体系を比較する

着手金0円でも成功報酬が高いケースもあるため注意が必要です。


相談前に知っておきたい注意点

費用トラブルを避けるために、次の点は必ず確認しておきたいところです。

  • 着手金の返金規定を確認しておきましょう。
    途中で手続きをやめた場合に、着手金がどこまで返金されるのかは事務所によって異なります。契約前に、返金の有無や条件をきちんと説明してもらうことが大切です。
  • 途中解約の扱いを事前に聞いておきましょう。
    事情が変わって手続きを続けられなくなることもあります。その場合に、どの時点までの費用が発生するのか、解約は可能なのかを確認しておくと安心です。
  • 追加費用の有無を必ず確認しましょう。
    「見積もり以外に、あとから費用が増える可能性はありますか?」と率直に聞いてみてください。裁判になった場合や、想定外の対応が必要になった場合の費用についても聞いておくとよいです。
  • 「安すぎる事務所」のリスクも意識しておきましょう。
    料金が極端に安い場合、対応が雑だったり、十分な説明がなかったりするケースもあります。金額だけで判断せず、説明の丁寧さや信頼感も含めて総合的に見ることが大切です。
  • 口コミの見方にも注意が必要です。
    口コミは参考になりますが、良い評価・悪い評価のどちらかだけを鵜呑みにするのは危険です。複数の情報源を見比べて、「自分が重視したいポイント」に合っているかどうかを意識して読むとよいです。

費用が高い=悪い事務所、というわけではありません

費用が高めでも、対応が丁寧で実績が豊富な事務所 もあります。
大切なのは、金額そのものよりも、
「費用の内訳が明確で、納得できる説明があるかどうか」 です。
不安な点は遠慮せず質問し、比較しながら自分に合う事務所を選びましょう。


まとめ:費用の不安は“最初の相談”でほぼ解消できる

  • 相談は無料の事務所が多い
  • 見積もりは事前に出してもらえる
  • 分割払いで負担を抑えられる
  • まずは話してみることで状況が整理される

費用の不安がある方こそ、早めの相談が安心につながります。
あなたに合った方法で、無理のない解決を目指していきましょう。


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